更年期障害と成分・ホルモン
2017年07月11日更新 2017年02月01日公開

更年期に注意したい成分「エストラジオール」とは?

更年期にはエストラジオールという成分が減少することで更年期障害が起こるといわれています。それでは、更年期に起こるさまざまな障害を引き起こすエストラジオールについてドクター監修で解説していきます。

監修医師

この記事の監修者
 エストラビ参画ドクター先生

エストラジオールという成分は女性ホルモンであるエストロゲンの一種です。女性ホルモンはエストロゲンとプロゲステロンの二種類に大別され、エストロゲンの中にはさまざまな種類がありますが、主な成分としてエストラジオールがあげられます。女性ホルモンは脳で分泌される性腺を刺激するホルモンの作用が連鎖的に伝わることで卵巣から排出されます。ここでは、エストラジオールについてくわしく説明していきます。

エストロゲンとは

エストロゲンには排卵を促進し、自律神経のバランスを保つなど女性の身体にとって重要な働きを果たします。女性特有の丸みを帯びた体つきになるのはエストロゲンが分泌されるためであり、その他にも血中のコレステロール含有量をコントロールしたり、カルシウムの吸収を効率的にしたりするなどの効果を発揮します。分泌量には時期によって差があり、妊娠時や月経終了後から排卵前の期間はエストロゲンが多く分泌される期間となっています。この時期にはエストロゲンが血管を拡張させるため、体温が通常よりも低くなり、心身ともに落ち着きます。出産後にはエストロゲンが不必要になるため、分泌量が突然減少するため、身体がホルモン量の変化についていけず、体調が悪くなることもあります。年を重ねるにつれて卵巣の機能も衰えていきます。それにしたがって、エストロゲンの分泌量が減少していきます。

エストラジオールとは

エストラジオールはエストロゲンに含まれ、その他にもエストロン、エストリオールなどが含まれている中で最大の含有率となっています。更年期になり、卵巣機能が低下して月経が来ない状態になることや、無月経の状態が続くことによってエストラジオールの血中含有量は減少していきます。そのため、エストラジオールは卵巣の発育や子宮に関係する検査の際に血液検査などで数値を計測されることが多いです。更年期にはエストラジオールの数値は大きく低下しますが、更年期が終わると安定した数値になります。

エストラジオールが不足するとどうなる

エストリオールが不足するということはエストロゲンも減少しているということです。エストロゲンは脳の命令で下垂体や視床下部から分泌されるホルモンからの刺激によって卵巣から分泌されますが、卵巣の機能が低下してしまうといくら脳が刺激を与えても、十分と判断できる量のエストロゲンが卵巣には生成できないため、刺激を与えるホルモンを分泌している器官に乱れが生じます。下垂体や視床下部は自律神経や他のホルモンを分泌する際のコントロールを行っている器官なので、この器官が混乱に陥ることによって一般に更年期障害と呼ばれている現象が起こります。

ホットフラッシュ

自律神経の中枢である視床下部が混乱することで顔のほてりや汗がでてやすくなるなどの症状があらわれることがあります。ホットフラッシュは血管中の運動神経の働きによるもので初期症状は頭の重さを感じることです。頭の重さを感じた後で熱くなり、熱さが首をつたって胸や背中に伝わり、汗をかきやすくなります。ホットフラッシュは決まった時間に起こるものではなく症状も、その時々によって変わります。一度、経験すると八割程度の方が一年以上、断続して経験するので、一度ホットフラッシュが起きたら、外出する際には症状があらわれたときすぐに冷やせるようにウェットティッシュや冷却シートのようなものを携帯するようにしましょう。ホットフラッシュは治療により症状を緩和することもできるので病院に行ってみるのも一つの手でしょう。

更年期障害

一般的に更年期といわれてイメージするのが頭痛や動悸、肩こりなどではないでしょうか。その他にも自律神経の乱れから精神的に不安定になったり、眠れなくなったりします。更年期障害は運動器や泌尿生殖器、皮膚粘膜などさまざまなところにあらわれるので四十、五十歳になって身体に不調を感じたら更年期かなと考えて、あまり慌てずに酷くなってきたら病院に行ってみるようにしてください。

更年期に気をつけたいこと

更年期障害について紹介してきましたが、更年期障害は規則正しい生活習慣などで軽減することも可能です。また、ある程度の期間が経過することで自然に軽減されていくことが多いので、更年期障害になっても落ち込まずにゆっくり付き合ってみてください。

ホルモン補充療法

更年期障害と診断されたら、エストロゲンを増加させるための治療を受けることが可能です。飲み薬や張り薬によって行われ、実施される時期は主に閉経の前後です。

漢方療法

ホルモン療法の他にも漢方療法があります。漢方療法は他の病気の飲む薬などとの関係でホルモン療法に適さない人のために行われる治療法で漢方により症状を緩和させながら、エストロゲンが少ない状態に身体を適合させていく治療法です。

生活改善

卵黄やココナッツオイルなどはホルモンの働きを調整する効果が期待できます。ホルモンバランスを整える食材を利用するなど食生活や睡眠など基本的な生活習慣も見直してみてもいいかもしれません。

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