男性更年期障害
2017年06月23日更新 2017年04月25日公開

男性の更年期治療に効果のある漢方の種類とは

男性の更年期障害に有効な治療方法として漢方があげられます。漢方には天然のさまざまな成分が配合されており、複数の症状にアプローチできます。ここでは、更年期の症状を改善する効果のある漢方をドクター監修のもと紹介します。

漢方療法と聞くと、あまりイメージがつかない人が多いでしょう。漢方療法は男性の更年期障害に有効だといわれている治療方法のひとつです。ここでは男性の更年期障害に有効な漢方の種類と漢方療法について紹介します。

漢方療法とはどのようなもの?

男性の更年期障害の治療方法は、低下してしまった男性ホルモンの薬を飲むことで補うホルモン補充療法が基本とされていますが、漢方療法をもちいることもあります。西洋医学の投薬治療では、感染症の原因となる菌を殺したり、痛みを取り除いたりとひとつの症状に対してピンポイントに治療を進めていきます。また、検査結果やさまざまな数値から病名を確定して、その原因を排除するために速効性のある治療をおこないます。そのため、西洋医学の治療方法はひとつの症状に対しては高い効果を感じることができますが、症状が複数ある場合や原因がはっきりしない場合は、対応しきれないこともあるという側面があります。

一方、漢方は人間の体が本来持っている自然治癒力を高めることで、体の不調を整えていく伝統的な医学です。西洋医学の薬とは違い、一種類の薬に天然由来のさまざまな有効成分が含まれています。効き目に速効性はありませんが、複数の体の不調に対して同時にアプローチすることができます。また慢性的な病気や体全体のさまざまな症状のある病気の治療に適しています。天然由来の成分を使っているため、長期間服用しても副作用が少ないと考えられています。

そのため、更年期障害のような複数の不調を感じる複雑な症状の場合には、漢方療法が大きな力を発揮する場合があります。西洋医学とは異なり本来の体質や体全体に出ている症状を確認し、バランスが乱れている部分を見極めて治療をおこないます。そのため、西洋医学では原因の特定できない病気でも漢方を使って治療することが可能です。

男性更年期の症状とは?

精神症状

・不安焦燥

・抑うつ気分

・不眠

・集中力の低下

・記憶力の低下

・性欲の減少

身体症状

・筋力低下・筋肉痛

・関節痛

・ほてり・のぼせ・発汗

・頭痛・めまい

・耳鳴り

・勃起障害・射精障害

・頻尿

男性の更年期に有効な漢方の種類

男性の更年期障害に効果があるといわれている漢方には次のような種類があります。体にあらわれている症状を見極めて、改善できる漢方が処方されます。主に、「腎」と「脾」の漢方薬です。

八味地黄丸(はじみじおうがん)

男性の更年期の治療にもっとも使用される漢方薬です。下半身や生殖器の機能改善や、更年期障害によるだるさや疲れやすさ、体の冷えを和らげる効果がある漢方です。

六味丸(ろくみがん)

体のむくみや手足のほてりなどの更年期障害に効果のある漢方です。また、頻尿や排尿困難の症状にも効果があります。

補中益気湯(ほちゅうえっきとう)

もともと疲れやすく免疫力の低い虚弱体質の人に使われる漢方です。胃腸の働きを改善し、だるさや疲れやすさを改善します。また、過労による慢性疲労や病後の虚弱体質にも効果があるといわれています。

柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)

更年期障害による精神的な不調にアプローチすることのできる漢方です。動悸や息切れなどの症状や不眠やイライラといった不調のあるときに使われます。また、のぼせやめまいの症状にも効果があります。

桂枝加竜骨牡蠣湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)

神経が過敏になっており、精神的な不安を感じやすい人に処方される漢方です。ノイローゼ気味のときに効果があります。また、体力のない人にも効果のある漢方です。

釣藤散(ちょうとうさん)

更年期障害により血圧が上がった人やもともと高血圧の人に効果のある漢方です。また、中年以降になってからめまいや肩こり、慢性的な頭痛の症状が出始めた人にも効果のある漢方です。

清心蓮子飲(せいしんれんしいん)

残尿感があって頻尿の症状がある泌尿器症状の強い人に効果のある漢方です。また、胃腸が弱く虚弱体質の場合に、イライラや不眠などの神経症状が同時に起こる場合に処方される漢方です。

漢方の処方は病院で相談を

更年期障害かも‥‥と自覚症状を感じる場合は早めに、医療機関を受診するようにしましょう。近くに専門的な外来がない場合は、自覚症状の中で目立つ症状のある科を受診することがおすすめです。また、漢方の処方や相談も病院ですることができます。気になる漢方がある場合は、病院で相談してみましょう。

更年期障害の改善には漢方も視野に

男性の更年期障害の症状は突発的に起こる症状よりも、慢性化したり長期に渡って続いたりする症状のほうが多いものです。漢方は長期的な服用にも適しており、慢性的な症状の改善にも効果があります。気になる更年期障害の症状がある場合は、一度漢方の服用を病院で相談してみることをおすすめします。漢方を使った治療を行うことで、体に負担をかけることなく、治療を続けていくことができます。

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